昭和37年12月発行の香川県地質図の電子化。(2019.10.29)

1962年(昭和37年)11月に発行した香川県地質図と説明書は以下の通りです。

香川県地質図(クリックで拡大します)
香川県地質図

香川県で初めて出版された全域の地質図です。発行所は内場地下工業株式会社(現在の(株)ナイバ)であり、作成に携わった方々は以下の3名です。

香川大学農学部応用地質学研究室:斉藤 実
香川大学学芸部地学科研究室:坂東祐司
内場地下工業株式会社:馬場幸秋(ナイバ創設者)

香川県地質図説明書
香川県地質図説明書の表紙

左の写真は、地質図と同時に出版された「香川県地質図説明書」の表紙(長尾断層の露頭写真)です。  「表紙の写真は、今回の調査中に、香川県大川郡長尾町亀鶴公園の南側の崖で、発見された著しい衝上断層である。即ち領家花崗岩が第四期砂礫層上に衝上したもので、極めて若い断層である。(原文のまま)」  なお、現時点における長尾断層の地震危険度評価は以下の通りです。

長尾断層の地震危険度評価
讃岐ジオサイト探訪(2013年3月 長谷川修一、鶴田聖子)から抜粋

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